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[三心会]
思春期男子のからだとこころをどう支えるか
~子どもの「絶対的な味方」でいるために~

Posted on 2026年10月28日

2026年10月3日(土)、世田谷学園白雲館ホールにおいて、三心会生活環境部主催の講演会を開催しました。
今年度は、世田谷学園の卒業生であり、産婦人科専門医・医学博士として活躍されている重見大介先生を講師にお迎えし、「思春期男子のからだとこころをどう支えるか」をテーマにご講演いただきました。
重見先生は、これまでにも世田谷学園の生徒に向けて複数回の講演を行われています。今回は、生徒たちに日頃伝えている内容をご紹介いただきながら、思春期の子どもを取り巻く環境や家庭での対話、自立に向けた保護者の関わり方について、専門的な知見とご自身の経験を交えて分かりやすくお話しいただきました。

■ 生徒たちに伝えていること
現在の中高生にとって、SNSやインターネットは日常生活の一部です。一方で、そこで目にする情報や他者との比較が、自分自身や周囲を見る基準になってしまうこともあります。
重見先生は生徒向けの講演で、発信者や情報の根拠を確かめること、自分と異なる価値観を尊重すること、信頼できる知識をもとに自ら考え、選択することの大切さを伝えられているそうです。
また、自分と相手を大切にすること、困ったときには一人で抱え込まず周囲の大人に相談することなど、これからの時代を生きていくうえで必要な力についてもお話しされているとのことでした。
生徒たちが学校でどのようなことを学んでいるのかを保護者も知ることで、家庭での会話や日頃の関わり方を見つめ直すきっかけとなりました。

■ 家庭だからこそできること
思春期になると親子の会話が減り、どのように声をかければよいのか迷うことがあります。そのようなときには、ニュースや学校での出来事など、日常の話題をきっかけに、短い会話から始めてみるのも一つの方法です。
子どもから相談された際には、すぐに評価や指示をするのではなく、まずは「話してくれてありがとう」「今、何がいちばん心配?」と受け止めることが大切だと教えていただきました。
また、睡眠や食欲、体調、登校状況などから、子どもの「いつもと違う様子」に気づくことも大切です。「思春期だから」と片づけず、生活への支障や本人のつらさが続く場合には、必要に応じて専門家に相談することの大切さも示されました。
部屋に入る前に声をかける、本人の話を無断で他人に広めないなど、保護者自身が子どものプライバシーを尊重する姿勢を示すことも、親子の信頼関係につながります。

■ 子どもの「絶対的な味方」でいる
講演の最後に、重見先生から、保護者に向けて「お子さんの『絶対的な味方』でいてください」とのメッセージがありました。
すべてを先回りして決めるのではなく、子どもの成長に合わせて、本人が考え、選び、相談する機会を少しずつ増やしていくこと。そして、困ったときには最後に頼ることのできる存在であり続けること。その大切さを改めて考えさせられる機会となりました。

ご多忙の中、生徒と保護者のために貴重なお話をお聞かせくださった重見大介先生に、心より感謝申し上げます。また、開催にあたりご協力いただいた世田谷学園の先生方、生活環境部の皆さま、ご参加いただいた保護者の皆さまに、改めて御礼申し上げます。

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