令和8年3月14日(土)、保護者・一般の方を対象とした写経体験会が行われました。
子どもたちが授業で行っている写経の保護者向け体験会は毎回人気の行事で、受付開始早々に申し込みをし、無事参加することができました。

各自で用意するものは筆ペンや細筆のみ。厳かな雰囲気に包まれた修道館の各席には、般若心経のお手本と写経用紙、そして現代語訳が準備されていました。
宗教科の磯邉先生のご説明の後、皆で般若心経を唱えました。意味を十分に理解しているわけではないものの、声に出していくうちに、不思議と心が穏やかに整い、同時に身の引き締まる思いがいたしました。気持ちが整ったところで、お手本をなぞりながら各自のペースで写経を進めていきます。一字一字丁寧に写すことは一見簡単そうに思えますが、いざ筆を取ると自然と力が入り、筆先がずれたり思うように書けなかったりと、想像以上に集中力が求められました。小さな乱れに心が揺れることもあり、自分の内面と向き合う時間でもあったように感じます。

静寂の中で文字を写すひとときは、日常の喧騒から離れ、自分自身を見つめ直す貴重な時間となりました。書き終えたものは持ち帰ることもできますが、本堂に納めていただくこともできるとのことでした。現在の世界情勢に思いを寄せ、世界の恒久平和を願って納めさせていただきました。穏やかな日常を過ごせていることへの感謝の気持ちを、改めて感じる機会ともなりました。
