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[三心会]
「正しく知る」ことが、優しさの第一歩。〜田中大介先生講演会『子どもの起立性調節障害(OD)とアドボカシー』に参加して〜

Posted on 2026年1月21日2026年1月21日

2025年11月22日(土)、世田谷学園修道館ホールにおいて生活環境部主催の講演会が開催されました。昨年に引き続き、昭和医科大学副学長・保健管理センター所長の田中大介先生をお迎えし、今回は「子どもの起立性調節障害(OD)〜是非お伝えしたい、スティグマとアドボカシー〜」というテーマでご講演いただきました。

会場には153名もの保護者が参加し、昨年の講演で田中先生の温かいお人柄と明快な解説に触れたリピーターの方も多く見受けられました。今回は理論的な概念にとどまらず、より実践的な対応や、親としての「あり方」にまで踏み込んだ内容で、新たな視点を得る貴重な機会となりました。

■ 「怠け」ではなく「身体のメカニズム」の問題

中学生の約1割、不登校の生徒の約3〜4割が関与していると言われる起立性調節障害(OD)。決して稀な疾患ではありません。
講演では、ODが「怠け」や「気持ちの問題」ではなく、自律神経の機能不全による身体的なメカニズムの問題であることが、豊富なデータやスライドと共に解説されました。
特に印象的だったのは、ODのサブタイプ(起立直後性低血圧や体位性頻脈症候群など)の分類や、「学習性無力感(何をやっても無駄だと諦めてしまう心理状態)」についてのお話です。単に「朝起きられない」という現象だけを見るのではなく、その背景にある生理的・心理的な苦しさを正しく理解することの重要性を実感しました。

■ 「スティグマ」を超えて「アドボカシー」へ

今回のキーワードとして心に深く残ったのが、「スティグマ(偏見・烙印)」と「アドボカシー(権利擁護・代弁)」です。
見た目には分かりづらいため、「サボっている」と誤解され(スティグマ)、傷つく子どもたち。そんな彼らの「声なき声」をキャッチし、周囲に伝え、味方になってあげること(アドボカシー)こそが、私たち大人の役割であると田中先生は説かれました。
これは、ODに限った話ではありません。「明日から子どもとどう接するか」という日常のコミュニケーション、ひいては、私たち自身の生き方にも通じる普遍的なメッセージであると感じました。

■ 「縁」を大切にする世田谷学園の保護者として

世田谷学園は、禅の教えに基づく「慈悲(思いやり)」や「縁」を大切にする学校です。
今回学んだ正しい知識は、自分の子どもを守るためだけのものではありません。もし、友人のあの子が、あるいは近所の子どもが学校に行けずに苦しんでいるとしたら…
その時、誤った対応をせず、温かく手を差し伸べられる存在でありたい。今回の講演は、そんな「他者への想像力」を養う契機にもなったのではないでしょうか。

■ 終わりに

講演の最後には、具体的な生活上の工夫(水分摂取や、活動のアクセルとブレーキの調整など)も紹介され、明日からの実践に直結する学びが得られました。
これほど意義深い学びの場を企画・運営してくださった世田谷学園の先生方や生活環境部の皆さま、そして、熱意あふれるご講演をいただいた田中大介先生に、心より感謝申し上げます。

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